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うーろん亭

ゲーム市場の動向を観測する予定・・・




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最近のWiiについて殆ど明るい展望が見えない、いや明るい展望がないどころか、 ゲーム業界のメディア、パブリッシャー、開発者等の各方面から、 Wii市場の苦境や、市場自体の特殊性や、ハード性能に対する不満など、 否定的なメッセージが”以前にも増して”聞かれるようになってきた。

今回は、そういったWii市場の閉塞感を端的に示すデータを見てもらいたいが、 先ずはそのデータの説明から。 このサイトでは各国アマゾンのベストセラーランキング100位までの商品を毎日(毎時間)チェックしている。 この0時から23時の各時間帯のTOP100に、それぞれ10件のWii関連商品があれば、 一日のアマゾンTOP100におけるWii商品の占める割合(Wii商品シェア)は10%(10件)という事になる。

この上位100件の商品を機種別に分類していくと、 アマゾンで需要の高い機種の商品は多くがTOP100内に入り、 逆に需要の低い機種の商品は少なくなる。 つまり、この機種別の商品シェアの推移を見ていくと、 アマゾンにおけるWii需要がどのように推移していったのが確認出来る。 なお、アマゾンの商品分類がベースになっているので、 同一ソフトの限定版と通常版や、同一コントローラやハードの色違い等も別商品としてカウントされる。

以上で、データの前置きは終わり、いざ本題へ。

Wii全盛期を振り返る
2007年5月23日の集計開始以来、 ベストセラーランキングTOP100中でWii商品が最も多くなったのは2010年1月5日の31.31%で、 同日のデイリーベストセラー100に入っているWii関連商品の一覧は■表1の通り。 また、同日の他機種シェアではPSPが22.77%、PS3が18.93%、DSが17.79%、360が7.22%なので、 Wiiの31.31%は頭一つ抜けたシェアとなっている。。

この要因は年末商戦に強い任天堂ハードという事に加えて、本体の色違い、 コントローラの色違い、更にヌンチャク、クラコン、モーション+等の各種周辺機器が、 マルチプレーを目的とする層を中心に買われていた為だろう。

■表1 2010年1月5日のベストセラーTOP100内Wii商品
Wii
順位
全体
順位
タイトル販売元
1 1ニュー・スーパーマリオブラザーズ・Wii任天堂
2 2Wiiフィット プラス(バランスWiiボードセット)任天堂
3 4Wii(シロ)(「Wiiリモコンジャケット」同梱)任天堂
4 5Wiiリモコン(ピンク)(「Wiiリモコンジャケット」同梱)任天堂
5 6 Wiiリモコン(クロ)(「Wiiリモコンジャケット」同梱)任天堂
6 9 Wii(クロ)(「Wiiリモコンジャケット」同梱)任天堂
7 13 Wiiスポーツ リゾート(「Wiiモーションプラス(シロ)」1個同梱)任天堂
8 16 Wiiリモコン(アオ)(「Wiiリモコンジャケット」同梱)任天堂
9 17 Wiiリモコン(「Wiiリモコンジャケット」同梱)任天堂
10 24 バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ コレクターズ・パッケージ(サントラCD「ダークサイド・シンフォニー」、映像DVD「ダークサイド・フラッシュバック」、特典冊子「ダークサイド・レポート」同梱)カプコン
11 30 桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合! の巻ハドソン
12 33 マリオカートWii(「Wiiハンドル」×1同梱)任天堂
13 34 カラオケJOYSOUND Wii DXハドソン
14 37 Wiiフィット プラス(ソフト単品)任天堂
15 38 Wiiモーションプラス(シロ)(「Wiiリモコンジャケット」同梱)任天堂
16 41 Wiiモーションプラス(クロ)(「Wiiリモコンジャケット」同梱)任天堂
17 45 太鼓の達人Wii ドドーンと2代目!(専用太鼓コントローラ「太鼓とバチ」同梱)ナムコ
18 50 バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ(通常版:初回特典冊子「ダークサイド・レポート」同梱)カプコン
19 51 ヌンチャク任天堂
20 53 クラシックコントローラ PRO(シロ)任天堂
21 61 CYBER・D端子ケーブル(Wii用)サイバーガジェット
22 62 Wii Sports任天堂
23 64 大乱闘スマッシュブラザーズX任天堂
24 66 ポケパークWii ~ピカチュウの大冒険~(特典無し)任天堂
25 67 ニュー・スーパーマリオブラザーズ・Wii(初回入荷分)任天堂
26 68 ヌンチャク(クロ)任天堂
27 75 斬撃のREGINLEIV(レギンレイヴ) 特典 Amazon.co.jpオリジナルCD「LIMITED SOUND TRACK - 神話の旋律 -」付き任天堂
28 76 はじめてのWiiパック(「Wiiリモコン」&「Wiiリモコンジャケット」同梱)任天堂
29 79 戦国無双3(通常版)コーエー
30 81 Wiiリモコン専用 USB充電専用無接点充電セット三洋電機
31 97 テイルズ オブ グレイセス(特典無し)ナムコ




どうしてこうなった?
しかし、その後のWii商品シェアは急激な右肩下がりの傾向を見せ、 2010年10月10日のTOP100内Wii商品は ■表2の通り、たったの3件、シェアとしては3.26%にまで落ち込んだ。

もう一度書こう。2010年1月5日にはTOP100Wii商品シェアが31.31%(31件)あったが、 約9ヶ月後に僅か3.26%(3件)までWii商品シェアが減ったのだ。 ちなみにこの3.26%という数字は、 1日単位のシェアとしては集計開始から現在までで”最低の数字”だ。

もちろん任天堂ハードが年末商戦に特別強い事を考えれば、 閑散期に他機種と比べて相対的に商品数が減る事は理解できる。 しかし年末のTOP100に31件もあったWii関連商品が、 閑散期とはいえ3件にまで減るのはいくらなんでも減りすぎだろう。 しかもWiiは国内で1000万台以上普及しているハードだ。

■図1 は日毎の商品シェアを7日単位の週間シェア推移としてグラフ化した物で、 Wiiでは年末商戦をすぎて今年の7月まで10%~15%の間を推移していたが、 8月に入ってから急激に商品シェアが下がっている様子が確認出来る。

では、実際にこの時期のWii市場はどうだったのか、 8月以降に発売されたWiiタイトルでメディクリ週販TOP50にランクインしたタイトルは、 8月5日発売のテトリスパーティープレミアム、 9月2日発売のMETROID Other M、 10月14日発売の毛糸のカービィの3タイトルしかなかった。 Wiiではロングセラーの任天堂タイトルが存在しているとはいえ、 8月以降の新発売タイトルで週販TOP50内に入ったタイトルがたったの3つしかない、 同条件でPS3は19タイトル、360でも7タイトルあるのにだ。 日本のアマゾンのランキングでは発売前タイトルが上位にくる事が多いので、 ここまで有力な新規タイトルがなければ、アマゾンでの商品シェアが落ちるのも当然の成り行きだろう。

それにしても、このようなWii関連商品の急激な減少を見ると、 一時期よく言われた「Wiiは任天堂の商品しか売れない」という状況を超えて、 「Wiiは売る商品すら無くなってきた」という事態に悪化しているようにも見える。



■表2 2010年10月10日のベストセラーTOP100内Wii商品
Wii
順位
全体
順位
タイトル販売元
1 3スーパーマリオコレクション スペシャルパック任天堂
2 13毛糸のカービィ任天堂
3 37Wii パーティー任天堂


■図1 Wii週間シェア推移




興味深い現象
次に、このアマゾンにおけるWii商品シェアの推移をみていて、面白い事に気づいた。 それは■図2を見れば一目瞭然なのだが、 年末商戦でWiiのシェアが上がれば、PS3が下がり、 2月から7月はPS3が20%-25%、Wiiが10%-15%で推移し、 7月下旬からはWiiが下降し、PS3が上昇していくという、 丁度シェアの18%付近を境に相反するような推移を見せている点だ。 今までも年末商戦の短期間ではWiiシェアが上がり、PS3シェアが下がるという傾向はあったが、 ここまで対称的な推移を長期間見せる事は無かった。

これは単なる偶然なのか、それとも 「今まではWii商品をアマゾンで買っていた層が、PS3商品を買うようになったから」かどうかは分らない。 しかし、先ほど書いたように8月以降のWii新規タイトルがメディクリTOP50に3本しかなく、 PS3では19本もあったという商品の多様性の差が、 アマゾンにおけるWiiとPS3の商品シェアの推移にも表れていると言えるだろう。


■図2 Wii/PS3週間シェア推移




Wiiの不調はソフト面だけではない
次に見てもらう■図3は、 メディアクリエイトが公表しているWiiとPS3の週間販売台数差の推移をグラフにした物で、 数値がプラスならばWiiの方が多く売れた週、 マイナスならばPS3の方が多く売れた週となる。 グラフでは7月中旬までの販売台数差は0付近かWiiの方が多く売れる週が目立つが、 7月26日週からはマイナスとなりPS3>Wiiの状態が継続し続けている事を表している。 (※因みに現在まで13週連続でPS3>Wiiとなっており、PS3>Wiiの最長期間を更新中)

アマゾンにおける商品シェアでPS3>Wiiの差が拡大していったのが7月下旬、 ハード週販でPS3>Wiiの状態が連続するようになったのも7月下旬で時期は重なっているが、 7月下旬には何かあったのかというと・・・

SCEJ、PS3に160GB「クラシック・ホワイト」と320GBモデルを追加 「torne」同梱モデルも再び登場(impress GAME Watch)

そう、7月29日からPS3の160Gモデルが発売され始めたのだ。

■図3 Wii/PS3 ハード週販台数差推移




ここまでWiiの元気の無さの要因としてタイトル自体の少なさを挙げたが、 このようにハードセールスの停滞がWiiソフト市場の停滞にも影響しているのは間違いないだろう。 更に付け加えるなら、単にハードセールスだけではなく、 周辺機器を含めたハード展開全体の閉塞感も、 Wiiの将来に不安な影をもたらしている要因ではないだろうか。

そもそもWiiの出発点であり、売りというのは、 従来コントローラを廃し体感操作を全面に打ち出した点にあった。 その後のバランスボードや、Wiiリモコン+のハード面の展開もソフトセールスを牽引する役割を果していた。 しかし、最近では周辺機器からのアプローチも影を潜め、 殆どの発売タイトルは体感要素が無くても良いもので、 サード製のタイトルに至っては従来操作が出来る事をセールスポイントに挙げるものすら出てきた。 2010年に入ってからWiiのハード関連ニュースといえば、 11月からはM+が本体同梱になる事くらいではないだろうか?

その一方、PS3は3月のトルネ発売に始まり、6月には3Dゲーム対応、7月には160Gモデル、9月にはBlu-rayの3D対応、 そして10月にはMOVEと、効果の程はさておきハード面でも新しい遊びを提供し続けている。 ゲーム機本体の性能で勝負をしないと決めたWiiだからこそ、 周辺機器との組み合わせで新たなゲーム需要を喚起する点がWiiのコンセプトであり生命線であったハズだが、 PS3に完全にお株を奪われた格好だ。



Wiiは復調出来るのか?
ソフトは一朝一夕に作れる物ではないから、 現在のWiiソフト日照りは1年以上前からメーカーの仕込みが無かった事の結果と言える。 つまりその頃から「Wii向けにタイトル出すのはNG」という判断をされていたと思われる。 では、この状況から更に1、2年後のWii市場向けにタイトルを出す決断が出来るかといえば、 それは非常に難しいのではないか。

特にサードにとっては、 モンハン3や戦国無双3のようなゲーマー向けタイトルをWii独占でというのは、 激減するだろう。 Wiiへの移行を狙ったパワプロが路線変更をしてPS3版を投入したのはその典型の一つだろう。 それでもWii向けタイトル投入の可能性を挙げるとすれば、 BASARA3のようなマルチ路線だろうか。 しかし、そのようなマルチ路線ではBASARA3のように、 殆どがPS3>Wiiという結果になるだろう。 そしてマルチでPS3>Wiiという結果が常になれば、 ゲーマー向けタイトルがWiiから減る事はあっても増える事は考え難い。

このような負のスパイラルをこれから断ち切るのは、 現実的には無理なのではないだろうか? ただ、これはWiiが据置ハードにおける従来の勝ちハードのような存在になりえるかという観点では厳しいという話なので、 Wiiのアドバンテージであるファミリー層や若年層向けといった点では、 任天堂を中心とした頑張り次第で復調は期待出来るかもしれない。 いや、逆にWii市場がこれ以上埋没しない為にはそこに注力するしかない。

しかしながら3DSの発売を来年初頭に控え、 任天堂も明らかに3DSに力点を置いているようなので、 どこまでWiiのテコ入れが行われるかは不透明だ。 もし、ここでWii市場にファミリー層を繋ぎとめられなければ、 3DSの成功が自体がWiiにトドメを刺す可能性すらあるのではないか? そういう意味では、2010年の年末商戦はWiiの正念場となるかもしれない。
関連記事
雑誌ニンテンドードリームで、任天堂の宮本茂氏が「今後は携帯ゲーム機でもスライドパッドでの操作が主流になるという結論に達した」と、語っているそうです(ttp://www.gamememo.com/2010/10/31/3ds-slide-pad-main/)。
何と言いますか。PSP登場時からアナログパッドでゲームを楽しんで来たPSPユーザーから、総ツッコミされそうな発言ではあります。

さておき。この発言の興味深い所は、WiiやDSと違い、今回の3DSは「新しい入力インターフェイス」を搭載しない事をアピールしているという部分です。

ボタン数もPSPと同じにしていますし、その配置もPSPと大きく変わりません。ロムのスタート容量もUMDと同じ程度に設定されています。
現在までに発表されたサードのソフトラインナップも、まるでPS系ハードのラインナップです。
漢字検定や美顔のトレーニングソフトが見当たりません。

PSPには無い裸眼3Dや、「結局混乱を生むだけになりがちな新規入力装置」の追加を「しなかった」こと、DSの後釜ということで、世界での普及がほぼ約束されていることをアピールすれば、将来的に国内PSPからサードの移動を誘うことが可能に見えます。
ここまでサードの取り込みを意識した任天堂ハードは、かつて無かったのではないかと思う程の、サードへの配慮です。

現実はどうなるのか。3DSが強い勝ちハードとなるのか、またWiiの様に任天堂ソフトしか売れないとされる特殊なハードになるのかは、まだ誰にも分かりません。

ただ、3DSの方向性から分かるのは、サードが寄り付かなくなって市場を維持するのが難しくなって来たWiiの失速と、DSが席巻して勝ちハードになったはずなのに、サードに支持されてしぶとく生きているPSPを、強く意識しているということです。

Wiiがサードの支持を得られなかったと任天堂が公に認めたことからも、これから長い期間Wiiを維持するつもりは無いのではないかと思われます。
そして、3DSで強く打ち出したサード寄りの姿勢から推測するに、Wiiの後釜となるハードは、現在PS360が持っているサードの支持を切り替えさせることにウェイトを置いた、PS360とそれほど乖離しない「サードの悩まない」ものになるのではないかと思います。

あとは、PS360の持つ仕様に何を足して「任天堂らしいとされるキャッチ」とするのか。Wiiが下降線を辿る中、どのくらい早く登場させるのかという、具体的な問題だけなのではないかと推測しています。


今は、この手の予測が最も楽しい時期ですね。PS360が安定して、しばらく後継機が出てこないであろう中、最も早くに登場するであろうWiiの後釜の仕様はどうなるのか、想像が刺激されて楽しいです。
[ 2010/11/01 03:45 ]
1から10まで、まったく同意です。(実はそういう内容の記事も途中まで
書いてて放置状態になってたりします・・・)
3DSの使命はDSで完全に取り込めなかった層(PSPにさらわれた層)の
獲得でしょうね。DSも大成功しましたが「PS2レベルの全ての
ゲームが集まる」というような状況ではなかった。

3DSのインターフェースをPSPに似せたのも、ローンチからサードの
取り込みを重視しているのも、そういう事の表れでしょうね。

特にWiiを見ても分るとおり、操作系を従来とかけはなれた物にすると
従来操作の延長線上にあるゲームの取り込みは難しくなる。モンハン3は
クラコン前提になったし、ウイイレはWiiコンに特化する形の操作系に
なってしまった為、ウイイレとは別ゲームになってしまった。
どんなにDSが売れてもモンハンを従来操作感を維持して移植するのは
無理でしょうからね。

標準コントローラの形状は本当に重要です。特に携帯ゲームは
据置のように別売りコントローラで対応するという事も出来ないですしね。
[ 2010/11/01 09:43 ]

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