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うーろん亭

ゲーム市場の動向を観測する予定・・・




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Wii FitとWii本体販売台数の関連
本サイトにおける2008年のゲームソフトセールスによると、WiiFitは210万本となっている。 他の集計機関でも似たような数字で、例えば 電撃オンラインに掲載されている アスキー総合研究所の集計でも202万本という数字になっている。
従来コントローラを使わない操作というコンセプトが ゲームユーザー層を広げたが、WiiFitでは「健康」という コンセプトによって、これまでゲーム機に縁遠かったユーザーの 取り込みに成功した。

そのWiiFitの毎週の販売数を見ている人は「ある事に感覚的に気づいている」と思う。 それはWiiFitとWii本体の販売数がリンクしているのではないかという事だ。 そこで2008年から2009年3月30日週までのWiiFit販売数とWii本体販売数から、両者に どのレベルの相関があるのかを調べてみたので、先ずは■図1を見てもらいたい。
(※本体台数、WiiFit本数はメディクリのデータをベースとしている)

■図1 Wii本体とWiiFitの販売傾向


一目瞭然、WiFitの販売数と本体が明らかにリンクしている様子が判るだろう。
そこで、この推移からWiiFitと本体の相関係数を調べてみる。 尚、出来るだけ新規ユーザーの傾向を見る為に、既存ユーザーの 購買動向が強いと思われる箇所(1月28日より前)を除外して計算すると・・・

相関係数 r = 0.88995195

という数字になった。統計学によるとrの値によって
0.0 <= | r | < 0.2 ほとんど相関はない
0.2 <= | r | < 0.4 やや相関がある
0.4 <= | r | < 0.7 かなり相関がある
0.7 <= | r | <= 1 強い相関がある
と判別されるので、WiiFitとWii本体の販売傾向には強い相関があると言える。

ここで一つ注意しなければいけない点がある。それは この強い相関はWiiFitに限った物だけはないと言う点だ。 その例として、WiiでロングセラーとなっているWiiスポーツ、マリオカートWii、 スマッシュブラザーズの販売傾向も■図2で示す。

■図2 Wii主要ソフトの販売傾向
※WiiFitの時と同様にソフト発売日から数週分の既存ユーザーによる 購入分が多数ある部分はカットしている。

マリカ・スマブラ・Wiiスポも、綺麗にWiiFitの販売傾向にリンクしている事が判るだろう。 特にマリカは、ほぼWiiFitのカーブと一致していると言っても良い程で、それぞれの Wii本体との相関も

r = 0.92 Wiiスポーツ
r = 0.84 マリオカート
r = 0.65 スマッシュブラザーズ

と、Wiiスポ、マリカが強い相関がある、スマブラがかなり相関があるという 分類になった。この数値で興味深いのはWiiFitよりもWiiスポの方が本体との 相関が高いという結果が出た点だ。相関係数の0.88と0.92にどれ程有意な 差があるのかという部分もあるが、それでもその差の意味を考えるなら 「WiiFitでは新規ユーザー以外に、既存ユーザーが追加で購入しているケースが多い為に、Wiiスポ よりも本体台数との相関が低い」と言えるかもしれない。

また

WiiFit>マリカ>Wiiスポ>スマブラ

という販売数順について言うと、最もプレイヤー対象層が広いWiiFitが一番多く、ついで 家族内で多人数プレイ出来るマリカや、操作が簡単なWiiスポが人気が高い。 それに比べて比較的コア層向けのスマブラが一番下位というのは、いかに Wii本体が家族向けに売れているかの証ではないだろうか。CMの「家族で健康」という キャッチコピーが現実に受け入れられている印象だ。

しかし、それは「Wii新規ユーザーにとって、本体と同時購入対象ソフトとして高い優先順位 なのが、WiiFitを筆頭とする任天堂商品であり続けている」という事でもあり、別な言い方を すれば「Wiiではサード製タイトルを目的に本体を購入するケースが 少ない為に、WiiFitが本体販売数と非常に高いレベルでリンクし続けている」という 事でもあり、ポジティブな面だけとは言えない現実もある。


Wii以外のハードではどうなのか?

WiiとWiiFitの関係のように、PSPではモンハンが本体を牽引していると言われているので 前述と同様にソフト発売日以降09年3月30日週までの相関を調べてみる。 図3のデータはWiiの時と同様に、ソフト発売日から数週間の既存ユーザーによる購入分が 多い部分を除外している。また8/10/13日は新型PSP発売週で本体台数が大幅に 上昇している為、8/10/20日はベスト版発売直前週でMHP2G販売本数が0である為に 除外してる。(※つまり相関が弱まる要素を除外している)尚8/10/27以降はベスト版の販売本数である。

その結果、相関係数r=0.65となり、かなり相関があるという区分けに なったが、WiiとWiiFitのように相関係数が0.85まで高まる事はなかった。

■図3 PSP本体とMHP2Gの販売傾向



最近の傾向に限るとどうなるのか?

これまでは、WiiFit発売の数週後から現在までの相関を取り上げたが、それを 2009年1月5日週から現在という最近に限るとどうなるかも調べてみた。 先ずPSPのMHP2Gでは

r = 0.45647376

となり、かなり相関があるという範囲内ではあるが、通期の 相関0.65よりもかなり低くなった。

次にWii市場でロングセラーを続けている太鼓の達人は

r = 0.27514083

となり、やや相関があるという、これまでのどの例よりも低い数値になった。
最後にWiiFitでは

r = 0.968802694

という数値になり、MHP2Gが減少した事や、Wii市場で同じくロングセラーとなっている 太鼓に対して"とてつもなく"強い相関があると言える程の数値になった。 ソフト発売からWiiFitは1年半、MHP2Gは1年、価格もMHP2Gがベスト版で3,140円に対して、WiiFitが 8,800円であり、相関が弱まる要素はWiiFitの方が大きいが、それに反して 通期の相関r=0.88より更に上昇した。

これがどういう事かと考えると「これまでの2009年Wii市場では本体を牽引するタイトルが 少ない為に、WiiFitと本体の相関が強まった」と言えるだろう。 これは昨年から指摘され続けている「サードに厳しいWii市場」という傾向が変化していない という事でもある。

この点について任天堂は 「ハードの立ち上げ時はファーストが引っ張るが、その後はサードのシェアが上がる」と DS市場がそうだった事を根拠に説明していた。しかし任天堂の目論見とは違い、市場の データからは、まだそういう傾向が読み取れない。 今後もこの傾向がどうなっていくのか注目していきたい。
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