Google


WWW検索 サイト内検索
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

うーろん亭

ゲーム市場の動向を観測する予定・・・




関連タグ 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
関連タグ 
以下の記事は前回の続きとなっているので、 前回記事を見ていない方は先に、目を通すのをお勧めします。 また、本記事中に出てくるソフト販売本数は、本サイトで集計している週間販売本数に基づいているので、 一部のTOP50外でのセールスが多いタイトル(初動が低い、ロングセラー等)は、実売と数字が離れていく傾向がある。 週販TOP50データについてはこちらを参照して下さい。

以上、前置き終わり。

Wii市場の課題
2008年1月に行われた決算説明会で、Wiiはサードが弱いという、 ローンチ当初からの指摘に対して、 任天堂は以下ような見解を示した。
ハードウェアの特質を一番よく知っているのは、 当社のソフトウェア開発チームであることや、 ハードウェア発売のかなり前からソフトウェア開発をスタートしていることなどで、 現時点では自社ソフトウェアの割合が高くなっているが、いずれ変わっていくと思う。

当第3四半期(2007年4月~12月)の100万本以上の出荷を見ると 『Wii』は14タイトル中11タイトルが自社ソフトウェアだが、 『ニンテンドーDS』の累積100万本以上のタイトル数を見れば50タイトルのうち 自社タイトルは28タイトルになっている。 『ニンテンドーDS』でも初期には同様の指摘があったが、 状況は徐々に変わりつつある。 『Wii』でも、時の経過とともに、 ライセンシーソフトウェアの割合は増えると思っている。

ソース: 2008年3月期 第3四半期 決算説明会 QA

簡単に言うと「Wii市場もDS市場のようにサードのタイトルが売れていく」 という話だ。 では、国内のWii市場におけるサードセールスが、 どのように推移しているか見ていく。 ■図1-1は、国内週販TOP50内サード販売分の52週累計となっている。グラフ上で一番古いデータは、 2007年12月3日週の150万本付近。それが最新の2010年2月1日週では334万本に倍増している。 確かに、岩田社長が語ったように、 国内Wii市場において、サード販売本数の伸びが見られる。

しかし、同期間のPS3市場はというと、 133万本から638万本と、4.8倍程度に拡大しているので、 両ハードにおけるサードセールスの拡大ペースには、 大きな違い(■図1-2)が生まれている。 またハード普及台数の面からも、 2010年2月1日週時点でPS3の468万台に対して、 Wiiは986万台と倍以上の本体が普及しているのに、 サード販売本数では逆にPS3の半分程度となっている。

この結果を見ると、国内Wii市場のサードセールスは着実に伸びているが、 本体の増加にふさわしいだけの成長は見せていないと言える。 また、このWii国内サード市場の伸びの背景には、 モンスターハンターGとモンスターハンター3を合わせた累計118万本以上 (最新のWiiサード52週累計に占める割合にして35%)の存在が大きく、 2010年はそれをカバーするタイトルが出てくるのかがポイントだろう。


■図1-1 52週累計販売本数の週別推移(サード販売分)




■図1-2 52週累計販売本数の07/12/03週と10/02/01週データ(サード販売分)


Wii市場全体とWii市場サード販売分の推移を見比べて分かること
前回の記事では、 Wii市場全体の52週累計推移■図2を見てもらったが、そのグラフと今回のWii市場サード販売分の52週累計推移■図1を一度見てもらいたい。 Wii市場全体では2008年6月30日週をピークに、急激な落ち込みを見せた。(■図2 ①-②間) しかし、Wii市場サード販売分では、そのような大きな落ち込みが見られなかった。(■図1 a-b間)

これはどういう事かというと、2008年6月30日週~2009年6月15日週までの期間に、、 任天堂販売分だけが大きく減少したにも関わらず、サードのセールスはプラスの影響を受けていなかった事を示している。 つまり、この状況は決算説明会で任天堂が説明した

「ローンチ当初はファーストが引っ張るが、 時間が経ち、ファーストのセールスが減った分は、サードが増える」

という、DS市場をモデルとした目論見通りには、Wii市場が形成されなかった事を示している。




■図2 52週累計販売本数の週別推移


年間タイレシオという指標でみるWiiサード市場
これまでは、52週累計データによって、Wii市場でサードセールスが、 着実に伸びている事を示したが、ここでは年間タイレシオによって、 Wiiサード市場の推移をみていきたい。 まず、年間タイレシオって何? という方は前回記事を見て欲しが、 ここでも簡単に説明すると、 各週毎に52週間のソフト販売本数を累計した物(52週累計)を、 その時のハード累計販売台数で割った値だ。 要するに、ハード1台につき、52週間(1年間)で何本のソフトが売れたのかを表すデータだ。 その年間タイレシオ推移をサードに限定して計算したグラフが■図3となる。

低空飛行を続けるWii市場サードの年間タイレシオ
■図1の52週累計では、2007年12月3週時点はPS3とWiiは同程度だったが、 年間タイレシオでは、その時点から明確な差が出ている。 そしてWii市場サードにおける年間タイレシオは、ずっと0.4を下回り続けている。 これは簡単に言うと、1ハードで1ユーザーとした場合、 年間1本もサードソフトを買わないユーザーが100人中60人以上いるという事を表している。 因みに、本データは週販TOP50内のセールスをベースにしている為、 TOP50外も考慮すると数字は変わってくるが、 それでも同条件で算出したHD機との差は歴然だ。

2009年のWii市場はモンハン3や戦国無双3といった、ゲーマー向けタイトルの発売が、 どの程度サード全体にプラスの影響を及ぼすかが注目されたが、 現状では大きな変化は感じられない。 そういう点からも見ても、 「2009年の年末商戦を期に、Wii市場は最加速した」という認識は、 あくまでも「また任天堂の商品が売れるようになった」という面が大きく、 従来から言われている、 サードセールス向上という課題は、 また持ち越されていると言っていいだろう。


■図3 年間タイレシオ(サード販売分)


関連記事

コメントの投稿









copyright © うーろん亭 all rights reserved.
Designed by oolongtea2001
ご意見・ご連絡等は までお願いします。

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。